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まず、電話を通して語りかける催眠誘導によってトランス状態に導きます。そして心の傷が癒えていくのと同時に、マイナス思考からプラス思考に変わっていく文章形式の暗示を入れていきます。それらを繰り返し行うことで潜在意識内の記憶を変えていき、本来の健康な心身の状態を取り戻すことを目指す療法です。

初回のカウンセリングでは、心や身体に現れている症状とその原因と思われる出来事、また過去にショックな出来事がなかったかなどをお伺いします。そして、現在の心や身体の状態についての簡単な質問を行います。それから、なぜ催眠暗示療法を受けていくと気持ちが楽になり、最終的には「もう私、何でもできるわ！」という自信に満ちた心の状態を期待できるのかを説明します。

【施術の大まかな流れ】
1．初回は1時間～1時間30分ほどかかります。まずは今の心と体の状態をヒアリングし、原因を追求。今の生活の状況も同時に確認します。
2．問診後に催眠の説明をし、さらに簡単なテストを行います。
3．15分間の暗示療法を始めます。目を覚ましたら終了です。
4．最後に今後どのように生活したら良いか、注意点をお伝えします。

ゆったりとした語りかけによる催眠誘導によってトランス状態に導き、意識を問題のあった年齢、あるいは前世または過去世まで戻します。そして、その時代に体験した出来事をあえて見て再体現していくことにより、トラウマを潜在意識から消すことを促すものです。

この退行療法は、主に催眠暗示療法の補助的な手段として行います。例えば症状が重たいうえに原因が思い当たらない場合、あるいは原因がわかっていてもそれがとても重苦しいものであった場合に、退行療法を併用することでより早く回復を促進します。

退行療法や前世療法を行う場合、催眠暗示療法を受け始めた段階から始めることはありません。最初は、傷ついた潜在意識を癒していく文章形式の暗示を繰り返し入れていき、ある程度心が癒えてきたと感じられた段階で行います。